【開発事例】ノーコードツール「Glide」でイベント予約管理アプリを開発

https://turtles-entry.glide.page/

TURTLES

『個別参加型野球コミュニティ』

初めての挑戦に
運動不足解消に
野球再開のきっかけに

1回だけの参加も歓迎
野球したくなった時に
一緒に野球をしましょう

さて、今回はイベントの参加予約ができるアプリを開発したので紹介させていただきます。

導入させていただいたのは、東京都内で活動する個別参加型野球コミュニティTURTLESの予約システムとしてのアプリ。

『イベント投稿の簡略化』『UI・UXの改善』『データ分析』を主な目的としてアプリを作成しました。

アプリ開発に用いたのはノーコード開発ツール「Glide」。

GlideでのPWA開発やノーコード開発を検討されている方はぜひこの記事を参考にしてください。

この記事でわかること

  • Glideって何?Glide開発のメリット・デメリット
  • 開発にあたり抱えていた課題
  • Glideで開発してできるようになったこと
  • 開発期間
  • どんな時にノーコード開発を検討すべきか

Glideって何?Glide開発のメリット・デメリット

まず、Glideとはなんなのか。
GlideはGoogleが提供するノーコードで開発できるPWA作成ツールです。

【PWAとは】
Progressive Web Appsの略称で”モバイル向けWebサイトをスマートフォン向けアプリのように使えるようにする仕組み”です。
つまり、App StoreやGoogle Playストアなどからインストールして利用するものではありません。

Googleアカウントがあれば利用でき、データベースにスプレッドシートやExcelを使用してそのデータから自動的にアプリが生成できる便利なツールです。

Glide開発のメリット

Glideでアプリを作成するメリットは以下の通りです。

  • 簡単にアプリ化できる
  • デザイン知識がそれほど必要ない
  • スピーディーな導入が実現
  • PWAなのでユーザーはアプリダウンロードなしで利用可能

簡単にアプリが作成できる

Glideでは最短5分程度でアプリが作成できます。(あくまでも最低限のもの)
スプレッドシートやExcelの知識があればそれをアレンジしていく形でアプリを完成させていくようなイメージで作成します。

デザイン知識がそれほど必要ない

UIは豊富にあるテンプレートを利用することができるのでデザインの知識や経験がなくても作成することができます。

スピーディーな導入が実現

先ほど記載した通り、最短5分もあれば最低限のものを完成させることができます。
要望に合わせてカスタマイズしても通常のアプリ開発期間よりも大幅に早いスピードで導入ができるようになります。

Glide開発のデメリット

反対にデメリットとなる点も押さえておきましょう。

  • App StoreやGoogle Play ストアなどでの公開ができない
  • デザインを柔軟にアレンジすることはできない
  • プッシュ通知はできない
  • データ量に制限がある

メリットを裏返したようなものがデメリットになります。

つまり、込み入った内容のものを作成するというよりは小規模のサービス開発やテスト的に短期間で開発したいものなどに有効といえます。

TURTLESが抱えていた課題

続いて今回このアプリを開発するにあたり、TURTLESが抱えていた課題についてお話します。

まず、これまでTURTLESはイベントをどのように管理していたのかというと、主にLINEを用いてトーク内容から参加人数を把握していました。

この場合、課題となっていたのは以下のような内容です。

運営側の課題

  • イベントの作成はすべて手作業でコピペしていた
  • 終了したイベントは手動で削除
  • 参加する人数はトーク履歴を検索して計算

ユーザーの課題

  • 何度も同一日程を選択でき、自分が参加申請をできているのかわからない
  • イベント日程のデータ更新を自身でする必要がある
  • LINEで公式アカウントを友達追加しなければ利用できない
  • キャンセルにはキャンセルコードを送信しなければいけない

公式LINE活用は日本人ならほとんどの人がアカウントを持っている一方で、単一のデータを取り扱う場合には運用に少し不便な部分がある気もします。

Glideで開発してできるようになったこと

その課題を理解してアプリ化をした結果、簡単に言うとまずは先述した課題はすべて解消されました

日程の追加は管理者権限をもつユーザー(運営者)が一般ユーザーと同じ画面から追加できるようになっています。これまでは一つ一つの情報をフォーマットからコピペしていたものも、開催場所や内容から条件分岐でユーザーの画面に表示されるため、大きな工数削減になりました。

また、これまでできなかった参加者や参加者数の把握もスプレッドシートがあるのでできるようになります。

となると、それ以外にも様々な情報を分析することができるようになということです。

運営者・ユーザーともに大きな変化としてはイベントに参加するにはLINEを経由していましたが、これによりアプリが利用できるため最初に友達追加をしたり、LINEのトーク履歴を遡ることも必要ありません。

開発期間

作成に取り掛かってからおよそ2週間でアプリを提供することができました。

ここまでの機能をこの短期間で導入できるのはやはりノーコード開発のメリットです。

どんな時にノーコード開発を検討すべき?

最後に、どんな場合このようなノーコード開発を検討すべきなのでしょうか。

結論としては「小規模サービス」「アプリ導入へのテスト開発」に最適です。

今回の場合は上記のどちらも兼ね備えている内容となっています。

ここからはその導入事例をもとに解説していきます。

当初はLIFF開発を検討していた

もともと、TURTLESではLINEの友達数が多かったためそのままLINE内で開発できるLIFFを使ったアプリ導入を検討しておりました。

しかし、LIFFの開発は費用、期間が通常のアプリ開発と同様にそれなりにかかることになります。

実はLINEに依存するモデルではなかった

まず、今回そこまでのコストをかけた開発が必要だったのかという部分を見直すと、実はTURTLESのサービス自体LINEに依存しているから発展しているわけではありませんでした。

集客していたのは知人からの紹介、そしてInstagramだったためLINEじゃないといけないということはなかったのです。

そうなるとLIFFにこだわる必要性はなく、LINEではないところでアプリとして機能性を上げて予約ができる方がサービスとしての将来性が見込めるという判断になりました。

今後のためのユーザーの反響を確認するチャンス

LINEではないところでアプリを開発するとなるとユーザー側としてのUIは間違いなく変わるため、そこは間違いなく良くも悪くも反響は出ることになります。

それなら低コストで開発をして、うまくいくことが確認できればさらに費用をかけて本格的なアプリ開発に進むことができるようになります。

今回ユーザーの反応がいまいちでサービスが伸び悩んでしまってもメッセージ配信などでLINEを運用し続ければまたLINE運用に戻すというリスクヘッジもとることができます。

Glideでのアプリ開発はご相談ください

今回のような予約システムの構築や社内向けの業務効率化ツールなどもGlideでの作成ができます。

お問い合わせは以下のフォーム、もしくはTwitterアカウント(@PinGuIN888)にDMも受付ております。

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